今年の目標レースの一つ。
佐渡で開催される人気レースであり、抽選に通る運も持ち合わせないと出れない大会。
春先に申し込んで幸い参加できることになったので、レースに備えて機材もバージョンアップしておいた。
直前の木更津トライアスロンでコンディション確認して、調子も上々な感じ。
楽しむぞー
天気
今日は晴れの予報。
気温は最低は19℃ 最高は26℃、風は北東4m。
風向きと強さはバイクパートに思い切り影響するので、しっかりチェック。
リザルト
優勝チームとランの最終局面まで競り合ったので、応援は超盛り上がり。
リレーは盛り上がる要素があるので面白い。
Rタイプ(リレータイプ)
タイム: 4:59:30 (バイクパートは 3:01:44 で1位)
順位: 2位
レース当日のタイムライン
4:10 起床→バイクの最終チェック
4:40 朝食
5:00 宿出発
5:30 レース会場到着、受付へ
7:30 スイムスタート
7:58 バイクスタート
11:00 ランスタート
12:29 ゴール
結果考察
コースとその標高(BタイプおよびRタイプ(リレータイプ)は同じ108km)
距離が長いので、朝食は宿でしっかり取る。
補給食は以下のもの。水は足りなくなればAS(Aid Station)で貰う予定。
- 水 ロングボトル x 2
- 井村屋 スポーツようかんプラス x 4
- メイタン サイクルチャージカフェインプラス200 x 3
- メイタン 2Run x 1袋
結局、スポーツようかんプラスは2本余った。
レース会場に到着したらバイクラックにバイクをセットし、その後、3人揃って受付へ。
3人揃って腕にボディーマーキングしてもらう。
アップを兼ねて、腿上げしてみたりエアペダリングやって、身体がある程度ほぐれたら、レースに備えて集中することに。
- スイムスタートは7:30
- バイクスタートは7:58
- スタート〜住吉AS(23km)
- 住吉AS〜野添AS(41km地点)
- 野添AS〜赤泊AS(66km地点)
- 赤泊AS〜小木AS(79km地点)
- 小木AS〜羽茂AS(87km地点)
- 羽茂AS〜Finish(108km地点)
- ランスタートは11:00
- 走行データ
- 次回に向けた改善点
スイムスタートは7:30
Bタイプ とRタイプは同時スタート。
そのBタイプのゲスト参加者として、元オリンピック代表の松田 丈志選手が出ており、うちのスイム担当とデッドヒートがあるんじゃないかと密かに期待。
(うちのスイム担当と松田 丈志選手は同世代で、かつてはスイムでしのぎを削りあった仲らしい)
今回バイクのステム上に自分が意識すべきポイントを書いた紙を貼っておいたので、周りに惑わされず、バイクの自己ベストを更新したいところ。
スイムスタートしたことを確認してから、自分のサイクルコンピューターのスイッチを入れて、ちゃんと出力を拾ってるか、ホイールにブレーキシューが当たってないか、エアロシューズカバーがきちんと装着できているかなど最終チェック。
スイムトップはやはり松田選手。
2kmを26分台というダントツのタイムで、そこから2分ちょっとで、うちのスイム担当上がってきた!
元オリンピック代表の松田選手から、たった2分遅れってどんだけバケモンなんですか。
バイクスタートは7:58
ステムの上に貼ってある紙をみながら、自分がやるべきことを再確認する。距離が長いのでやることも多め。
- 腸腰筋を意識したペダリングをおこなう。
- 平均ケイデンスは90 rpm以上になるようにする。
- IFは0.88をめざす。現在のFTPからするとNP 225W。
- VIは1.03以下になるように、パワー変動を抑えた走りをする。
- サイクルコンピューターには平均ケイデンス、平均パワー、NP、IFを表示させ、各ASのLAPを取得して、上記の数字を中間チェックする。
- 補給食はこまめに取り、エネルギー切れしないようにする。
スタート〜住吉AS(23km)
トランジットエリアを出てすぐにバイクに乗る。
最初はアップがてら200W付近でペダリング。この先3時間も走るわけだし脚が温まるまでは焦らない。10分ほどして脚が回る感じになったら平均パワーを上げる。
真野から東へ走り、途中から両津港へ向かって北上する感じのレイアウト。北東の風4mなので向かい風であり、頑張りすぎると去年と同じ失敗をするので、あえて出力を目標付近にキープし、ケイデンス高め(90rpm以上)で走る。
去年に比べて、日本選手権の下位の選手がすぐにキャッチできた感じで、いかにスイムが凄かったのかを感じる瞬間。スイム担当、やっぱりバケモンだ(^^)
暑くはないものの、それなりに汗はかくので、水は取りつつ走る。
住吉AS〜野添AS(41km地点)
心拍が160bps前後はでているので、調子は良い感じ。
住吉ASをすぎたあたりでBタイプの選手に追いつきそうになり、番号をみると3001。
こりゃ松田選手か?!(実は思い切り勘違い)
登り坂になると差が詰まってきたので「オリンピアンの登りもこんなもんか!?ぬいちゃうぞ〜」と訳のわからないプレッシャーを後ろからかけつつ差を詰める。
ところが、平地と下りはあちらのほうが速いので、再び差が開く。
結局の野添ぐらいまでは、差が開いたり縮んだり抜いたり抜かれたり。
3001はBタイプのトップだったらしく、すぐ後ろにはマーシャルのバイクがついていたので、こちらはドラフティングにならないように間をとりつつ、でも目標としてペースをキープした。
ここらで2Runをとり、しっかり補給食も食べる。
野添AS〜赤泊AS(66km地点)
多田WSを通過したあたりだったとおもうが、こちらが補給食をとっていたときに、風向きが追い風基調になったあたりで、3001が少しずつペースをあげて行ってしまった・・・。
やっぱり元オリンピアンって身体能力すげー(勘違い続行中)
こちらは自分のペースを崩さないように走る。
前に目標がいなくなり、ちょっと寂しくなる。
赤泊AS〜小木AS(79km地点)
このあたりは追い風区間のため出力の割に速度維持しやすい感じ。
途中、追い抜いた全日本選手(男子:複数名)かなり気になる走りをしていた。登りでガツーンとあげて自分を追い抜いていくものの、その後の下りの平坦ではこちらのペースのほうが速いため、再び追い抜くということを繰り返す。
しかも、こっちが追い抜いたらドラフティングしているようで、すぐ後ろで変速音が聞こえる(><)
とりあえず小木ASまでは先導してあげるか。すでにこっちはスタート時間の差(10分)を詰めてることだし。
これまでの走りで疲れが溜まってきているのか、思ったように出力維持ができなくなってきた。若干サドルの後ろ側へ座ることでロードバイクに近いポジションにすると脚の後ろ側を動員できるようになり、なんとか出力維持する感じ。
3時間も走るとなると多少ポジションの移動は必要かなと。
小木AS〜羽茂AS(87km地点)
小木ASすぎの登りになると、再び全日本選手権の人達が追い抜いていったよ・・・インターバル的な走りをしなければもっとタイム削れるとおもうが実に惜しい。
登りではじりじり彼らから離されていくものの、最後の平坦10kmできっちりかたをつけられるよう、こちらは破綻しない自分のペースで登っていく。
去年よりステムの高さを3cm下げたので、ダンシングするとハンドルに脚に当たる。ダンシングでハンドルに当たらないようにするにはバイクを思い切り振る必要があり、ディスクホイールを装着したTTバイクをふるのはとても効率が悪い・・・
結局ダンシングはほとんど使わなかった。
珍しく脚がつる兆候があまりなく、ケイデンス90rpm以上をキープしてきたのが効いているのかも。
羽茂AS〜Finish(108km地点)
羽茂ASで、今回初めて水ボトルを受け取る。
単に、30周年記念ボトルが欲しくなっただけ。
100mぐらい前方に全日本選手が見えるが、確実に差は縮まっており、彼らをキャッチするのは時間の問題。
そうこうしている間に最後の下りに入ってきた。
真野湾が眼下に見える。
予定通り、ラスト10kmの平坦路で全日本選手をパスし、後ろにはりつかれないようにペースをあげる。ところが、このあたりは向かい風が結構きつくて脚に堪える。
思った以上に出力があがらないため、ギアを落としてケイデンスあげて、なんとか出力を絞り出す。でも、あがらない・・・orz。
結局ヘロヘロになりながら最後の商店街を通り抜ける。
約束どおり、リレートップで帰ってきたよ!
で、その後トランジションのため、バイクを降りたときに脚が攣った(^^)
トップのまま、ランに繋げられることにほっとした。
頼んだぞ!
ランスタートは11:00
後続チームとの差が気になるところ。
我々の次のリレーチームは、6min後にトランジションエリアに戻ってきた。
でも、去年の1位、2位のチームじゃない・・・あれ?
ひょっとしてチャンス???
我々から9min後に、昨年2位チームが来た。ここのチームのランの人は、1:15でハーフ走っちゃうマジな人。
うち あっち タイム差
5.7km(金丸) 11:21:53 11:29:15 7:22
11.1km(畑野) 11:41:42 11:46:46 5:04
15.8km(金丸) 12:07:32 12:09:24 1:52
ちょっとずつタイム差が縮まっているが、残りは5kmだ。
これまでの縮まり具合からするとかなり微妙だが、勝負は最後までわからない。
リレーチームはメンバー&応援団は、同伴ポイントに集合。
あっちのメンバー&応援団も集合していて「ドキドキしますねー」とお互い気が気でない。
最後のストレートに僅差で現れたら、ランナー同志で勝負付けてもらうしか無いね。
で、最後のストレートに現れたのは、あっちのランナー。
結局
うち あっち 差
Finish 12:29:30 12:28:09 -1:21
最後の最後まで結果がわからず、超盛り上がったいいレースでしたよ。
スイム(4m32s)とバイク(4m46s)と合計9m18s 稼いだのだが、もうちょっと必要みたい。
来年また頑張ってみるかなー
走行データ
昨年よりも約1min縮まった。
ステムを3cm低くして、エアロワンピにしたおかげかと思われる。
ケイデンスは90rpm以上をキープできたので、後半の脚のダメージ(あちこち攣るとか)はなかった。
目標 実績
IF 0.88 0.82
VI 1.03 1.07
IFが目標値を下回った理由は、そもそもIFの設定が高すぎた。後半のIFの低下からしても、前半が突っ込み過ぎたことが原因かなと。
VIは実績から若干高めに見えるが、スタート〜小木ASまでは平均1.03と目標どおりの走りができていた。その後の、小木AS〜Finishまでの間で、登りと平坦を頑張った結果、VIが高くなり、全体の実績を押し上げる結果になっている。
IFの設定(≒目標のNP)を冷静に見極める必要あり。
とはいえ、新しい気付きもあって、後半ほど右脚が疲れて平均パワーバランスが50:50に近づいている。つまり、右脚のパワーダウンは全体の出力ダウンに直結するということらしい。
IF VI
LAP2 スタート〜住吉AS 0.91 1.02
LAP3 住吉AS〜野浦AS 0.89 1.04
LAP4 野浦AS〜赤泊AS 0.82 1.02
LAP5 赤泊AS〜小木AS 0.75 1.04 ←追い風と疲れで出力低下中
LAP6 小木AS〜羽茂AS 0.81 1.06 ←登りで破綻しないギリギリをキープ
LAP7 羽茂AS〜Finish 0.73 1.11 ←最後の悪あがきで出力をあげようと試みる
次回に向けた改善点
- 直前にFTP測定を実施し、目標とするIFの設定(≒NPの設定)をよく見極める。
- 3時間の平均出力をあげる(3〜5%上げられば御の字)。
- ポジションが前後できるサドルにして、ペダリングによる疲れが特定の部位に集中しないようにする。
使用機材
フレーム:Trek Speed Concept 9
フロントホイール:Bontrager Aeolus 5(Tu)
リアホイール:Corima DISK CN 2D(Tu)
タイヤ:Continental Competition 25mm
シフト:SL-BSR1
フロントディレーラー:FD-9000
リアディレーラー:RD-9000
クランク:FC-9000(50-36)with ペダリングモニター
カセット:CS-R8000(12-25)
ブレーキ:Bontrager Speed Concept integrated brakes
サドル:Selle SMP Chrono