今年の大一番。
前回の2023年のスコットランドでの世界選手権が自分的に残念な感じだったで、リベンジを果たすための重要な位置付け。
そんなわけで、6月までの予選だけでなく10月の本戦を見据えた練習を行なってきた。

天気
例年よりも暖かい。
ただし風がかなり強くなると思われる。9m/sって。。。ディープリムだと結構煽られるレベル。


リザルト
50-54歳 男子
66位 (ちなみに34位から92位まで同一集団)
Male 50-54 - Gran Fondo - UCI Gran Fondo World Championships - Road Race (2025) | MultiSport Australia

タイムライン
5:00 起床しすぐに朝食
さとうのご飯(200g)
鯖の水煮
インスタンス豚汁
ヨーグルト
ホットコーヒー
6:00 いつもの準備を実施
日焼け止め
ウォームジェルコンペティション2 ←15℃以下なので
スタートオイル ←15℃以下なので
6:40 ウォームアップ開始
7:10 ウォームアップ終了
7:35 レーススタート
11:06 ゴール
補給食
水 ✕ 900ml 2本
俺は摂取す ✕ 3袋 (ソフトフラスクに全部入れた)
俺は摂取す ✕ 3袋 (ソフトフラスクに全部入れた)
スポーツようかん ✕ 2袋
補給食を摂取する順番はスタートしてから1時間経過後に、左から右へ20分おきに取る。競技時間はおそらく3:30:00と予想されるので全て摂取し終える予定。

装備
SHIMANO S-PHYRE FLASH グローブ
RXL シームレスアームカバー
BIORACER EPIC PARIS ROAD RACE AEROSUIT VAPOR 2.0 SPS -UCI Gran Fondo Team JAPAN
RXL 310Rバイクレーシンググリップソックス
AirFit
Wahoo Tickr X
OGK KABUTO AERO-R1
SHIMANO SH-RC903 S-PHYRE
SHIMANO S-PHYRE FLASH シューズカバー
コース
世界選手権のコースが発表されてすぐに調査済み。コースプロフィールに合わせた対策をやっていた。これをちゃんとやっておいたおかげで今回の結果につながったとおもう。
takeaction.hatenablog.com
レース前
朝食
海外のレースとなると、レース当日の朝食は気にしておきたいところ。
前回の世界選手権(スコットランド)はホテルの朝食をベースしていたが、今回の朝食は自分が食べたいものを日本から持っていった。
さとうのご飯最高ー
卵は現地調達したものの、日本と違って食品衛生法が異なるので生で食べるのは避けた。大好きなTKGはできず・・・
ここにきてサルモネラーにこんにちはしたくないからね。
補給・装備
毎週末の練習会はレースの予行演習のつもりで行っていた。
起床時間・朝食・スタート時間・補給食・着用するウェア・使用する機材・補給タイミングなどを本番のレースを意識したものだったので、レース当日は普段の練習会と同じように朝起きてから淡々と準備した。
空気圧も最終チェックし前4.6bar 後4.8bar
結果考察
今回の主目的は
・年代別で上位25%以内に入る → 213 x 0.2 = 53位
・安全第一で怪我せずゴールすること
スタートー1つめの登り(0.5 km-)
グループの最後尾に陣取る。というかウォームアップをじっくりやっていたので単に並ぶのが遅いだけ。今日はスタート後即登りなのでウォームアップしてないとすぐアウトになる気がするので、ウォームアップが位置どりよりも重要かなと。
全部で213人と聞いていたので、一番後ろでもそれほどの距離感は感じなかった。先頭もちゃんと見えるところで登り始めるが結構な出力が出ている。自分の持続可能な出力をわかっていて、このまま続けるとおそらくどこかで脚が売り切れるため、途中から自分のペースに変える。先頭集団からきれた5人(といっても自分以外は全部オーストラリア人)でしばらく走っていると前方に15人くらいの集団が見えてきた。ペースでいって追いつけそう。
無事合流し20人ほどの第二集団で先を急ぐ。その中にJapanジャージも4名いた。この集団のペースであれば登りは苦しく感じることはなく、そうこうしてたら峠のトップにたどり着いた。その後は結構長い下りが続くが、コーナーがなだらかなので危なげなく下る。
2つめの登り口(-54.0 km)まで
今回事前にやった重要なこととして
Google Street Viewでコース上の主要な分岐や交差点を確認しておく
You Tubeで実際のレースの走りを見ておく
サイコンで地図とセグメントを表示させる
これらを事前にやっておいたことで、そろそろ山頂だなぁとか結構Rのキツイカーブがくるぞとか安心感を持った状態で走れた。
そういう意味でサイコンにコースマップとセグメントがリアルタイムで表示されていたはでかい。
36 km すぎで左折して風向きが追い風基調になる。
コースに対する不安はなかったものの、集団で走ることによるストレスはそれなりにある。風向きが変わったことと細かなアップダウンがあることで、結構集団のペースが変わりプチインターバールがかかる。そんな時に間をつめようとすると当然脚に負担がかかることになる。
ちょいちょい集団内で危ない動きをする人は周りからドヤされる。自分もいつものくせで先頭交代したあとに少し脚を止めて下がったら後ろからドヤされた。後ろを詰めちゃうことになるのでロードレースでは二列ローテが基本なのを忘れてました。すんまそん。
2つめの登り(54.0 km-)、3つめの登り(58.9 km-)、4つめの登り(70.0 km-)
2つめの登りは短いにもかかわらず、まだ大丈夫なライダーとギリギリなライダーに速度差が出始め、呼吸とかペダリングでその辺りを判断し、余裕のなさげな人は早めにパスしつつ、自分はサイコンに表示されるコースレイアウトを確認しつつ、登りの頂上まであとxx km と 残り距離を確認しながら出力配分をしていた。
初見コースでは、該当セグメントをリアルタイムで表示できると非常に心強い。
ただ、自分も、1つめ→2つめ→3つめ→4つめと登りを対処することで脚に負担が重なっていたためか、4つめの登りの最中になぜか脚が攣りそうな嫌な感じ。ダンシングとシッティングを織り交ぜて攣る直前での粘りの走りをする。ミネラル不足かもね。
コース的に4つ目の登りの頂上までこの集団にいれれば、その後は下りと平坦のみなので問題なく最後まで行けると思われる。
4つめの登り(70.0 km-)を登り終えたあとの下りー海岸線を左折ーゴールまで
頂上を超えたらあとは長い下りなのだが、登り終えた時に補給のため集団後方に位置してしまったなーと。下り始めると突風が強くすぐに集団が長く伸びていた。特にディープリムだと思い切り風に煽られて、自分のすぐ前にいたライダーは風にあおられ一瞬で50cm位ラインが変わっていたぐらい。自分も強風時にホイールが煽られる経験していたので慎重に走る。
結果として集団の先頭付近からかなり差ができてしまい、海岸線まで下り切った時に結構間が空いていた。といっても目視で100mぐらいなのできっちり集団に復帰する。この集団には他のクラスも混ざっており50名ほどとかなり大きい。しかも大半が自分より体重が1.2倍はあろうかというオージー達で、かつ若いクラスが混じっている状態なので、軽量級かつクラス最終年度な私がなにかできる要素はない。
海岸線の細かなアップダウンは集団内で問題なく走れていて、1つめの登りから一緒なJapanジャージが4名いたし、海岸線の小刻みな登りで先頭を牽引している人もいた。これは心強い。
残り10kmを切るとなぜか集団が殺気立ってきて(入賞に全く関係ないのにね)、すぐ後ろにいたオージーライダーと他の国のライダーがライン交錯したのか、後ろからしばらく Fxck ワードがしばらく飛び交っていた。
まあ落ち着け。
自分はというと、一番右側から前方へ上がるラインがあったのでついていったが、あと300m位でスプリントというタイミングになぜかすぐ前のガタイのいいオージーライダーの脚が売り切れていたようで全く加速すら出来ず終わり。
無事ゴールしたので
全く問題なし。
補給に関して、ゴールしたとき、
ボトル x 2
補給食 x 8
の全て完食。腹減りを感じなかったので、この距離と強度の補給量として適切だったと感じる。
食べる順番としてカフェイン摂取を早めにしたかったので、1時間経過後からActivikeのジェルを摂取した。途中味変にスポーツようかんを食べ、その後、おれは摂取すの順に食べた。
ボトルも水だけを1.8Lだったが、(途中エイドステーションによる必要もなく)最後まで持った。
ボトルケージのボルトがなぜか緩んでいて、これが途中で落っこちてたらやばいことになったと思う。
レース後
今年一緒に練習していたメンバーもきっちり生還しててこれは嬉しい👏
来年のニセコの世界選手権で、大人の練習会の参加メンバーと写真を撮りたいものだ。

個人的には、
年代別の第2集団(34位の大集団)で
どこも怪我することなくゴール
できたので、今回のレース前に立てた目標をちゃんと達成できたと思っている。
レース前に色々と悩んでいた点(現地での食事・レース装備・レースの補給・当日のウォームアップ)が全て問題なく終えることができたのは満足度が高い。
これも前回の世界選手権@スコットランドに参加し色々経験したことがとても役に立っているのは間違いない。
現地のビールをいただきます!

使用機材

フレーム:BRIDGESTONE ANCHOR RP9(2023)
ホイール:DT-SWISS ARC1100 DICUT DB50
タイヤ:Continental GP5000S TR 25mm
シフト:ST-R8050
フロントディレーラー:FD-R9070
リアディレーラー:RD-R9070
プーリー:Tripeak AOPW
クランク:FC-R9100 (50-34) 170mm with ペダリングモニター
カセット:CS-R9100 (11-28)
ブレーキ: BR-R9270
ブレーキローター:RT-CL800(前:160mm、後:140mm)
走行データ

次回に向けた改善点
- 冬場から計画的に筋トレを行う。
- 来年は夏開催のため、暑い時期(7月・8月)のトレーニング手段を考えておく
- レースの距離や獲得標高にあわせ、補給戦略を考える(ボトル・補給食)
- レースの距離や時間に合わせトレーニングコースを考える
- ボトルケージのボルトが緩んでいないか事前チェックする。
- ゼッケンを貼る時に使う5000NSは、幅広の方を使う(固定力が高い)
- 持っていくポンプは電動式にする。