10月から12月まで3ヶ月間、Stryd Training Plansを実施してきた。
目標は、川内杯で自己ベストを出すこと。
Stryd Training Plansを使ってみてどうだったかを整理してみた。
- メリットその1 レース日までの、必要なワークアウトを自動的に作成してくれる
- メリットその2 ワークアウト強度を、現在の自分の実力(CP)にあわせて自動的に設定してくれる
- メリットその3 各ワークアウトの実施結果をアプリで詳細にみることができる
- 結果 パフォーマンスは向上したのか?
メリットその1 レース日までの、必要なワークアウトを自動的に作成してくれる
レース日にベストなパフォーマンスが発揮できるよう、ワークアウトを適切に組むのは職人技(コーチ)が必要だと思う。
そんなことができるスマホアプリがあるなら、使うしかない。
作成したワークアウトを実施する際には、ウェアラブルデバイスとの連携も必須かな。
こういった機能は、ウェアラブルデバイスのサービスとして提供されている場合が多い。あとは、サードパーティのトレーニングアプリ(Training Peaks、Final Surge, Today's plan, 2Peaksなど)からワークアウトメニューを同期させるパターンもある。
- Stryd Training Plans
- Garminコーチ機能
- Polar スマートコーチング
- COROS Athlete Training Plans
- SUNTO 見当たらず(Training PeaksやToday's planからワークアウトをインポートできる)
これらのサービスでは
あたりをアプリで入力すると、自動的に目標とするレース日までのワークアウトを作成してくれる。当然、休息日なども設けてくれているのであとは提示されたワークアウトを着実にこなしていけばいいだけ。
ワークアウトも
はじめはやさしめで次第に強度があがっていく
な組み方なので、無理なく続けやすい。
メリットその2 ワークアウト強度を、現在の自分の実力(CP)にあわせて自動的に設定してくれる
自分の実力に合わせてワークアウトの強度を調整するのが、初めたばかりの人に取って一番悩ましいところ。というか、どうすればよいかその判断基準がわからない(^^)
10kmを35分を切ろうと思っている人と、フルマラソンでサブ4を目指す人とでは、ワークアウトの時間や強度は違ってくるはず。
仮に
3:30/km x 400m x 6本
と指定されても、今の自分にとって、3:30/km があっているかわからないうえ、オーバーペースだった場合は、狙った本数をちゃんと終えることができない可能性すらある。
でも、今の自分の実力を表す数字がCP(Critical Power)がわかっていれば、仮にCPが 251Wだとすると
238W〜256W x 1:00 x 6本
と指定されれば、自分のCPの 95%〜102%をキープすればよいので、狙った強度を最後まで維持しやすい。
トレーニングを重ねていると、当然のことながら自分の実力も向上してくる。
現在のパフォーマンスに合わせワークアウトの強度を自動的に反映してくれるところも、Stryd Training Plansのワークアウトは考慮されているので心配なし。
トレーニング効果を最大化するのには、自分にあった強度でやることが一番重要だからね。
メリットその3 各ワークアウトの実施結果をアプリで詳細にみることができる
ワークアウトをやって終わりにするのではなく、ちゃんとトレーニングの効果がでてきているか?
を確認するには、ワークアウトの実施結果を分析し客観的に俯瞰する必要がある。
そのためにも、アプリ側にそのような機能が備わっていることが重要。
そのような機能を使えば
といった、パフォーマンスを左右する指標を提示してくれるので、自分の状態を客観視することができる。
つまり
- 今はパフォーマンスが向上している途中なのか?
- それとも疲労が溜まって休むべき状況なのか?
といった状況判断できるようになる。
これほど心強いことはない。
結果 パフォーマンスは向上したのか?
まずは、Stryd Training Plansに提示されたワークアウトを黙々とこなしていくと、同じ距離を楽に走れる身体になってきたことを実感できた。
特に、自分の実力をあらわす数値(CP)がしっかり向上していて、数字で証明された感じ。
フィットネス(42日間のRSSの平均値)の推移
10/1 時点 算出不能
↓
12/12時点 26 RSS/d ・・・ こんなもんです。
Power Duration Curveの推移
これは該当する期間のトレーニングにおける最大値なので、参考として。
自分の実力(Critical Power)の推移
10/1 192 W(3.1 W/kg)
↓
12/12 251 W(4.1 W/kg)
Stryd Training Plansなら無理なくワークアウトをこなすことができ、ちゃんとパフォーマンス向上を感じることができている。
川内杯でもいいタイムが出せそうな感じ。