Zwiftで一番ガッカリな瞬間は、センサー信号がきれて、集団からちぎれると同時に気持ちも切れる時。
Zwifter なら、きっと一度は経験する「あるある」だ。
Zwiftにも、対策方法がTIPSとしてまとまっている。
PCとANT+ドングルとANT+センサー(Pioneerペダリングモニタによる ANT+ Transfer)の組み合わせなので、恐らく、ANT+ドングルとセンサー間の電波障害であろうことは見当がついていたものの、電波障害の原因を特定できずに途方にくれていた・・・
Zwift開始当初からこの症状に悩まされること約1ヶ月。
特に、週末のZWIFT 100kmのグループライドに参加した際は、毎回どこかでセンサー信号が切れ、30秒ぐらい集団から離されたところから全力で集団復帰し、集団に復帰して走っていると再び信号が切れ、そのまま個人タイムトライアルに変更・・・
ということが起こっていた。酷いときには3分ほどの間に数回途切れることもあった。
(全力の集団復帰するのが、いい意味でのインターバルトレーニングになってはいたが)
但し、1時間程度で終わるZwift イベントでは、センサー信号が途切れず走りきれることもあった。
トラブル解消のために試してみたこと
- Wifiルーターは5GHz帯域のものを使用する(Zwiftのための帯域を確保する意味と、ANT+(2.4GHz)と異なる帯域で通信させることで、電波障害の可能性をなくす)
- Wifiルーターと各種デバイスは5GHz帯域で接続させる(PC(Zwift)およびiPhone(Zwift Mobile Link))
- ANT+ドングルとセンサーの距離はできるだけ近づけておく
- ANT+センサーの電池はフルの状態で使用する
- ANT+ドングルが接続されているPCのバッテリーはフルの状態で使用する
- PC、USBケーブル、ANT+ドングルはきっちり接続しておく
- Pioneer CA-500では、GPS機能をOFFにしておく(GPS機能が入っているとANT+ パワー送信が不安定になりやすい←経験値でありPioneerへは未確認)
そんな時、救世主のような情報(下記)に巡り合う。
USB Type-C、USB3.0の問題を整理する、WiFi/Bluetoothの問題を解消しよう | Windows 高速化,EeePC,ネットブック カスタマイズ・改造・便利なオプション紹介
この情報によると、Zwiftにおけるセンサーの信号途切れの原因は、
・PC側のUSBポート
・使用するUSBケーブル
・PCと各種センサー(ANT+ or Bluetooth)の距離
にあり、これらがまずい組み合わせで行うと、ケーブルのUSBコネクタから妨害電波を常時出している状況となり、各種センサー(ANT+ or Bluetooth)の信号を拾えなくなる可能性があるとのこと。
※ただし、USB 3.0を搭載していない機器(USB 2.0のPCや、iOS単体(iPhone, iPad)等で)Zwift楽しむ分には、この事象に当てはまらないので安心してもらいたい。
(同様な事象がでたら別のところに原因があると考えていい)
ちなみに、妨害電波によるWifi or bluetooth への影響を簡単に体験するには、Wifi経由でスマホに音楽をストーミング視聴している際に、すぐそばで電子レンジを使ってみるといい。電子レンジの電磁波により、WifiやBluetoothが通信できず、見事に音楽が分断される(^^)
USB 3.0の電波障害に関する情報
いやはや、USB 3.0のトラブルは結構有名な模様
まずい組み合わせ ×
1.PC側のUSBポート:USB 3.0
2.USBケーブル:電磁波シールドが施されていないもの
3.USBポートと各種センサー(ANT+ or Bluetooth)との距離:90cm以下
上記、3つの条件を満たす組み合わせはアウト!
ちなみに私のZwift環境はこんな感じで見事に「まずい組み合わせ」の3つの条件を満たしていた orz
・MacBook Air はUSB 3.0ポート
・白いUSB延長ケーブルには電磁波シールドなし(このUSB延長ケーブルの先端にANT+ドングルがついている)
・USB 3.0ポートとANT+ドングルの距離は90cm以下(50cmぐらい?)
※ ちなみに、ANT+ドングルと、ANT+センサー(この場合はパイオニアのサイコンSGX-CA500)は10cm以下の距離においてあり、周りの電磁波の影響をうけづらいようにしていた。
よい組み合わせ ◯
PC側のUSBポート:USB 3.0 (←最近のPCは殆ど標準搭載)
USBケーブル:電磁波シールドが施されているもの(判断のコツはこちら)
USBポートと各種センサー(ANT+ or Bluetooth)との距離:90cm以上
本当なのか検証するため、私も揃えてみた。
USBケーブルを新しいものに買い替え、USBポートとANT+ドングルの距離が90cm以上になるようにあえて配置を変えたところ、
な、なんと!
安定してZwiftが楽しめる!
変更後の構成。
USB 3.0のケーブルが黒色のもの(このページの一番下に製品情報を掲載)に変更したが、電磁波シールド加工が施されているものに交換したことが、非常に重要だったことが証明された。
配置上、PCの画面が遠くなったが、センサー信号が切れなくなることのほうが重要なので全く問題なし。
補足情報
PC側のUSBポート:
使用中のPCの仕様を確認してみよう。
私の場合、使用している MacBook Air は USB 3.0。
MacBook Air (13-inch, Early 2015) - 技術仕様
USBケーブル:
USBポートと各種センサー(ANT+ or Bluetooth)との距離:
USBケーブルは、電磁波シールドの加工をされており、長さ 1m以上のものを選択すれば安心だ。
購入前に製品の仕様を確認してから購入することをおすすめする。
(もし、この商品も対応してます!という推奨品の情報をいただければ追記します)
このメーカーの製品仕様を確認した上で、購入してみた。
週末に2つの100km ライドのイベントで使用してみたが、全くセンサー信号が切れずに、安心して使用できている。
サンワサプライ:USB 3.0延長ケーブル