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タイムトライアルのタイム削減には、どこに投資すべきか

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出展:Buying Time: Costs and Benefits of Time Trial Equipment - The Buzz

 

 

タイムトライアル(TT)やトライアスロンで、タイム削減するにはどこに投資すべきか悩ましいところ。一般人なら資産に限りがある。

 

上記の記事がまとまっていて参考になるが、前提は「平均50km/hで走る人が、40kmのレースに出たら」なので、この数値通りの恩恵に預かれるのはプロレベルの人に限られる。

とはいえ、一般人の平均速度に下がっても、各装備により得られるタイム削減効果の比率は変わらないので、投資先の優先順位は上から順番と考えて良さそう。

 

TTスーツ     -134sec

エアロバー    -122sec

エアロヘルメット -67sec

エアロポジション -56sec

フロントホイール -42sec

リアディスク   -29sec  (上記記事の-42secは誤記)

シューズカバー  -30sec

エアロフレーム    -17sec

 

 

 一番高価なエアロフレームは、投資先優先順位から言うと一番下なので一安心。

 

 

 

 

 タイム削減に最も効果があるのは?

最もタイム削減効果があるのは、平均速度をアップさせることなのだが、(当たり前すぎて)その点に対する指摘は記載されていない。

仮に、平均30km/hで走れる人が平均40km/hで走れるようになるだけで、40kmのレースにおいて、80min→60min と 20min(= 1200sec)もタイム削減できる。

一般人にとっては十分なタイム削減効果だ。

 

 

つまり、平均速度をアップするため

  • 平均速度をアップするのに必要な走力を身につける
  • 平均速度を維持(ペーシング)する技術を身につける

ことが最優先であり、その両者を最も効率的に身につけるのに、パワーメーターが一番オススメかと

 

平均速度のアップを後押ししてくれる即効性のあるものとして、上記写真の機材があると考えて、投資すべき順番を決めるのが良いと思う。

 

 

 タイム削減効果の前提

上記写真のタイム削減効果は、平均50km/hで走る人が、40kmのTTレースに出た場合のタイム削減効果の目安

タイム削減効果を得るには、平均50km/hで、40kmのTTレースを走れることが必須つまり、平均速度を維持(ペーシング)する技術は必要不可欠であるということ。

 

  

なお、下記の文書タイトルは出展先をそのまま引用しているが、内容はかなり加筆修正しているので、原文で読みたい直接上記URLを辿ってもらいたい(原文は超あっさり)。

 

First Tip: Bike Fit for that aero tuck

機材による効果を目にすると、ついつい機材に飛びつきたくなるところだが、本当に見直すべきは、機材よりもバイクのフィッティング。

 

ロードバイクだろうとTTバイクだろうと、バイクのフィッティングは永遠に不滅です。

 

自分の目標とするレースの時間・強度・コースレイアウトなどに合わせて、自分の持っている力を、どれだけ効率的にバイクに伝えられるかが、バイクを前に進ませるうえで非常に重要になってくる。

フィッティング次第で、バイクを前に進ませる力(出力)が全く異なってくる。パワーメーターを使ったことある人なら、自分の出力をリアルタイムに数値で見ることができるのでより明らかだ。

 

あと、空気抵抗との戦いになるので、エアロポジションも大変重要であり、そのためにもエアロバーは必須。

 

エアロバー    -122sec

エアロポジション -56sec

 

 

スペシャリストほどフィッティングの重要性を認識している例として、

ロードの世界におけるTony Martin選手は、2016年8月のRio Olympic@BrazilのITTで12位と振るわなかったが、その後以前のリラックスしたフォームに戻すことで、2016年10月の世界選手権@QatarのITTで優勝することになる。

 

Tony Martin is a good example of this at a very high level. Martin is one of the best specialists of the TT, so he’s used to riding in a TT position. Yet, the aero fit he had in Rio was just not good for him. A more relaxed one, the one he used again in Qatar and he had also used in the past, was actually ideal and made him perform at his best. He also said he will work on his aerodynamics again this year, but the process of getting faster will be achieved step by step, as he needs to get used to it while not losing power.

 

2016年8月のRio Olympic@Brazil

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2016年10月の世界選手権@Qatar

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トライアスロンの世界でも

Beijin Olympicの金メダリストであり、2015と2016のIronman World Championに輝いたJan Frodenoもバイクのフィッティングの重要性を伝えている。

Two-time IRONMAN World Champion Jan Frodeno is convinced that doing a bike fit is probably the best investment you can do if you’re spending a lot of time on your bike. Frodeno says that, theoretically, you just need to do a bike fit once (although he has one bike fit a year) and you can be re-set only when (and if) you change your bike.

 

 

※上記の出展元は下記URL

What To Take Into Consideration When Getting a Bike Fit | TrainingPeaks

 

 

レベルは違えど、自分もロードバイクの購入を機にフィッティングサービスを受けた。

購入してから一度もフィッティングサービスを受けてないなら、試してみる価値は有ると思う。

 

Second Tip: Clothing is key

 

ウェアにはもっと気を配るべき。

ここでは、1sec削減するのにかかるコストを Cost Per Second Savedとして算出されていて、コストパフォーマンスはエアロバーに次いでいい。

 

TTスーツ     -134sec     $1.86  

シューズカバー  -30sec             $1.67

 

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 出展:Buying Time: Costs and Benefits of Time Trial Equipment - The Buzz

 

 

ついでにいうと、身につけているものといえば、体毛に対してスペシャライズドさんが興味深い実験結果を公開していて、ウインドトンネルをつかって思い切り遊んでる(^^)。

 

 

すね毛

2:11あたりから、実験結果のサマリーを伝えてくれる。

www.youtube.com

 

腕の毛

1:20あたりから、実験結果のサマリーを伝えてくれる。

www.youtube.com

 

ヒゲ

0:50あたりから、実験結果のサマリーを伝えてくれる。

www.youtube.com

 

ロン毛

1:46あたりから、実験結果のサマリーを伝えてくれる。

www.youtube.com

Third Tip: Go Full Spaceman

 

空気抵抗をもろに受けるエアロヘルメットもタイム削減効果が高い部分であり、投資しないわけにはいかないところ。

 

エアロヘルメット -67sec

 

 

ただし、走る時期・距離によっては、頭にも快適性を求めたいところ。

例えば、炎天下で1時間以上走るとなると、通気性がないと厳しい。

 

個人的には、OGK R-1があればロードもTTも行ける気がする。

 

 

Fourth Tip: Time Trial Wheels do help

 

 ホイールを変えると、大きな効果が得られるのは事実のようだ。見た目からも戦闘力が上がった気にさせてくれる。

 

 

フロントホイール -42sec

リアディスク   -29sec  (上記記事の-42secは誤記) 

 

ホイールに関して、ホイール形状による空気抵抗の低減だけでなく、タイヤの転がり抵抗にも目をむけるべきところ。ここにいい情報源がある。

Bicycle Rolling Resistance | Rolling Resistance Tests

 

 

最近、転がり抵抗が低いと巷でうわさの、Corsa Speedは本当に転がり抵抗が低いことが証明されている。

ホイール単体でこれだけなので、両輪だとその差も倍!

Corsa Speed(Tubular)  9.1W

Competition(Tubular)  14.2W

 

転がり抵抗だけでなくパンクのしやすさについても実験されていて、ホイールとあわせてタイヤも見直すべきだろう。

 

 

Finally: Aero Frame and something different….

一般人にとって、ロードバイク用のフレームとタイムトライアル用のフレームを持つのは結構な出費を伴う。その上ホイールも揃えるとなると更に出費が・・・ゴニョゴニョ。

最適なエアロポジションを得るためには、エアロフレームは必須だろう。

エアロロードフレームも増えてきているので「1粒で2度美味しい」的な使い方も出来ないわけではないが、レース毎にポジションをいじるのはそれなりに手間はなず。

 

自分も一時期、ロードバイクをタイムトライアル用に改造して使っていたが、ポジション的に前乗りになってしまうため、直進性が低かった。

 

 

 

 

今はこのエアロフレームのおかげで、安心して走ることができる。