ツールドおきなわ(!?)での戦利品
エルゴノミックなグリップだし、高さは自分にあわせて最適化できるし、三脚なので立たせて収納できるし最高。
年に一度の最重要レースであり、結果を残すつもり。練習でやってきたことを出し切りたい。シングル順位は絶対取りたいところ。
- 安全に走る(怪我やトラブルを避ける)
- 無駄なく走る(終盤に脚を残して勝負に挑む)
- 速くゴールする(目標を達成する)
- 天気
- リザルト
- レース当日のタイムライン
- 結果考察
- 奥の登り(0 km地点)
- 与那の登り(22.4 km地点)
- 高江の登り(38.7 km地点)
- 有銘の登り(75.1 km地点)
- 羽地ダムの登り(92.7 km 地点)
天気
当日の天気予報は、曇で最低気温20°、最高気温24°、北風が5-6mあまりとそこそこ強いので、今回のレースは追い風基調になりそう。
一番気にしていたのは気温だが、先週の千葉の自主練と同じぐらいなので、暑さが苦手な自分にとっては最高のコンディション。
リザルト
ツールドおきなわ 100km Over40
タイム: 3:00:41
順位: 25位
最後にあのトラブルさえなければ・・・来年リベンジ!
レース当日のタイムライン
4:30 起床
5:00 名護の宿からタクシーで移動
5:40 プライベートリゾートオクマ到着
6:10 プライベートリゾートオクマからバスで出発
7:00 スタート地点(奥共同販売所)に到着
10:16 スタート
13:16 ゴール
結果考察
前日まで
今週は水曜ぐらいからカーボローディング(っぽい)ことをしていた。
前日も水分補給をこまめにやりつつ、最後のカーボローディング。
レースゼッケンの貼り付けはNITTO 5000 ←もっと早く出会いたかった。
当日
レース補給食として持参したのは以下のもの
- メイタン サイクルチャージカフェインプラス200 2袋(1本のフラスクに入れ、水で希釈)
- 井村屋 スポーツようかん 4本(切れ目入れて押し出しやすく加工)
- メイタン 2Run 1袋(袋は予め開封)
- 水 ボトル2本(750ml + 500ml)
今年の8月より、このレースにむけワークアウトをこなし、チーム練習もこなしておりコンディションは上々。風邪もひかず、体重は過去最軽量の59.5kg。登り多めのレースで身体の軽さは武器だ。マシンも直前にメンテしてもらっているので心配はない。
ただ、Over 40のクラスのエントリーリストを見ると389名もいるし、よく見れば過去の100kmクラスの優勝者が復活している・・・こりゃ難儀だ。
安全に走るためには集団前方に位置取りし続けることが最重要。
ゼッケン50番以内はシード選手で、隊列の先頭部分に並ぶことができるが、私はノーシードのため早めに自転車を並べて先頭から100番目ぐらいのところに陣取る。
10:16頃 いよいよOver 40がスタート。
心配なことは沢山あるが一つ一つ注意すればよいし、練習でやってきたことを信じるのみ。
マイルールである「絶対チェーン落ちさせない」をもう一度頭の中で復唱しておく。
奥の登り(0 km地点)
Duration, Ave Pwr, ( NP ), Ave Cd, Distance, Elevation Gain (Standing Rate %)
10:45 242.5 W (NP 250.9 W) 91.4 rpm 4.1 km 186 m
アップなしの身体には堪える・・・少しでも前に上がっておかないと、カオスな集団では、いつ何時もらい事故があるかわからないため先頭から30番目以内ぐらいまでポジションを上げておく(左側の側溝の蓋の上も走りつつ)
奥からの下りは前方にいれば安心ではあるが、見るからに危なそうな人のそばは避けていた。ところが、その後の海岸線のトンネル内で、自分がいた左側とは反対の右側後方にて落車発生! いやー気が抜けない。
海岸線は予想通り追い風基調なので、ペースはそこそこ早いものの頑張らずともスピード維持できている。そうこうしているとあっという間に与那の入り口に。
与那の登り(22.4 km地点)
17:26 241.6 W (NP 253 W) 91.7 rpm 6.3km 322 m
※与那から坂を登りきったところ(その後若干の下りとKOMにむけた登りは含まず)
これまで何度もツールドおきなわで登っているが、登りの途中で先頭集団から切れた嫌な思い出しかないところ。
とはいえ、この年齢(46)にして、過去最高(2009年以降 当社比)の出力が出ているし、登りでのペースの上げ下げに十分対応できるインターバルトレーニングを積んできたので不安はない。
登りに入りギリギリとしたペースアップがあるのかなと身構えていたもののむしろ遅め。普久川ダムまでの登りは至って平穏なペースで進行し、ひょっとして頑張っちゃうとKOMがもらえるの?と思える位置で山岳賞ポイントをクリア。
今回要注意人物である、2001番もほぼ同じ位置を走っていた。
漸く鬼門を突破だ。
下りでは前後の間隔を開けて走れば、ライン取りで危険な目にあうこともなく、コーナーでのブレーキングも余裕を持って対処ができる。ただし、下り苦手な人を見かけたらさっさとパスするに限る。
山岳賞ポイントをすぎて下りに入ると、速い人(=体重がある)が数名いたので、その人達を追いかける形で下り普久川の補給所を通過。100kmだと補給は受け取れないため、補給カオスになることなく、高江に向かう下りに入る。
ここからの下りはスピードは出るものの道幅が広くRが大きめなので、前後の間隔をちゃんと取ってラインを守って走れば全く心配なかった。
高江の登り(38.7 km地点)
6:13 267.4 W (NP 271.6 W) 87.2 rpm 1.8 km 137 m
※高江から登りきったところ。その後アップダウンは含まず。
チームメイト(2002番)のすぐ後ろで先頭集団で登り始めた。登りに入る時には、前から入り、極力無駄な上げ下げをせずにペースを刻んで、終盤までエネルギーをセーブしたいところ。幸いにも、ここの登りは殆どペースが変わらずだったので、今年の出場者は皆さん大人なんですね(Over40だし)
今年、チームメイトと何度も走った鹿野山や牛久コンビニの登りの方が遥かにキツかったので、落ち着いて登り終えることができた。
高江から東村までのアップダウンも、目立ったペースアップもなく集団は進行する。
確か逃げが発生したのはこの区間。海岸線近くのちょっとした丘のようなところで、集団から一人抜け出し、ちらっと集団を振り返ったものの、誰も追いかけてくる気配がないことを悟り一気にペースアップしていった。
個人的には「残り40km以上あるし、流石に何処かで捕まえられるよね」と思ったので反応しなかったが、これが彼を見た最後になる(そのまま逃げ切り優勝)
ただ、集団としては逃げ切りを容認するわけにいかない。
2001番の人も「皆んなで回していこー」と率先くれていた。
こういう時の集団の意思統一してもらえるのは非常に有り難い。ちゃんと先頭交代できればより少ない力で高い速度を維持でき、逃げを捉えやすくなる。
集団は先頭交代を繰り返す(と言っても前方の10人程度だったかな)が逃げは一行に見えてこない。こりゃ、まずい・・・
慶佐次の補給所にさしかかるころ、チームメイトから「補給とる?」と聞かれたけど補給はいらんす。
今年は涼しいおかげで、まだロングボトルがまるっと残っている。
有銘の登り(75.1 km地点)
04:55 259.8 W (NP 264.6 W) 87.3 rpm 1.5 km 105 m (S 16%)
03:29 243.9 W (NP 244.9 W) 85.1 rpm 1.1 km 74 m (S 10.6%)
ここは一定ペースで登り始める。集団にもそろそろ疲れが見え始めて、登りで先頭付近にいる顔ぶれが固定されてきた。黄色いチームウェアが3人揃っていると目立つなぁ。うちも集団内の頭数なら一緒だけど集団内での配置バラバラ・・・ちょっと残念。
これまでの登りはシッティングメインでエナジーセーブ走法だったが、ここは斜度もあるし、脚の疲れを分散化させる目的でダンシングを解禁。こっちのほうが平均斜度が7%こえる斜度は登りやすい。
そんな中に、結構ガタイの良い方が入っている(2047、2283番は見るからにスプリント強そう・・)。この人達は羽地ダムで切らないとまずいよなぁと心配になる。
下ってから平坦部分を先頭交代しつつ先を急ぐが、前に出てくる人はまだ脚のありそうな5〜6名ほど。その他は、後ろに身を潜めている模様。
羽地ダムの登り(92.7 km 地点)
06:15 260.8 W (NP 276.8 W) 93.4 rpm 2.2 km 122 m (S 8.0%)
02:33 231.7 W (NP 241.2 W) 81.1 rpm 0.9 km 40 m (S 6.6%)
登りには集団先頭付近から入るべきだよなとおもっていると、チームメイトはちゃんと先頭付近にするするっと上がってきてた。流石っす。
登り始めすぐに集団先頭付近まで移動し、不穏な動き(アタック)があればすぐに追従する気でいた。多少ペースを上げようとする動きはあるもののアタック風味ではない。少しでも人数を減らしたいので、そのままペースを維持してトンネルへ入る。右折すればもう一段あるのでここが踏みどころとダンシングで一気にペースをあげてみたが、抜け出すほどのペースが維持できず数名とともにピークを通過。
後ろはみていないが、どれぐらい付いてきているのかな?
ここからのアップダウンをこなしたら、その先は下りだし、仕掛ける場所があんまりないよなぁと考えながら、一番最後の登りに入ったところ、やたらギアが軽い・・
チェーンをみると、インナー側でプラプラしている。。。おい
ペダリングでチェーンが復帰しないかチャレンジするが、カラカラ虚しく回るだけ。
こうなるとどうしようもないので、集団内をまっすぐ下がっていくしかない・・と大人しく皆さんに抜かれていたら、後ろの方に豪快に追突され落車っす。
すんませんと謝ってから、立ち上がって自分に怪我がないのと自転車が動くことを確認し、チェーンをはめて再始動。
登りにも関わらずアウタートップに入れちゃったので、
生まれたての子鹿のよう。
プルプルして前に行かない。
バイク降りてチェーンを入れ直し。
まだ、先頭集団が坂の上に見える位置なので、頑張れば追いつけるかもしれない。
単独で最後の登りを終え、下りを快調に飛ばしていた。
ダムの橋を渡り、下りのワインディングっぽいところで私のすぐ前に一人の男性がやってきた。
これは問題ない。
もう一人、猛烈な勢いで私を追い越した男性が、私のすぐ前を横取ろうとしている。
これは問題ある。
私のすぐ前で、フルスピードのポジション奪い合い → 即落車!
転ぶと同時に自転車が宙をまうのを、こんなに間近で見れるなんて♪
いやいやいや、見たくない。
自分はフルブレーキしつつ、落車した2人をさけるよう左側へラインを変えながら最後は神に祈っていた。こっちにくるな〜
はい、来ませんでした。
神様、年に一度の出動、ありがとうございます。
あとは、川上の交差点をすぎると後ろから同じクラスの人が追い上げてきて「まわしていきましょう」と声をかけてくれる。
ありがたいなーと後ろについたら、後ろについたのに300Wすか。危うく即切りされそうになるのを踏みとどまり、その後も同じクラスの面子で先頭交代して先を急ぐ。
あれ?チームメイトのジャージが見えるなぁ。
イオン坂を過ぎたあたりで、前にいたチームメイトも吸収し、クラス混合のローテーションを開始。
最終の直線に入るころにはさらに吸収して、7〜8人までふくれあがるが、残り300m地点を過ぎで、皆さんより少しだけ早駆けしてそのまま安全にゴール。
不完全燃焼だし、反省することだらけなレースだった。
ゴール後、チームメイトとレースを振り返っていると、みるみるうちに左脚が痛くなる・・・落車の影響か!?
1時間もすると、歩けない要介護中年になってしまい、イオン名護店で杖を購入する羽目に。
これが今回の戦利品です。
使用機材
フレーム:Trek Madone 6.9
ホイール:Bontrager Aeolus D5
タイヤ:Continental Competition(TU)
シフト:ST-7900
フロントディレーラー:FD-7900
リアディレーラー:RD-7900
クランク:FC-9000 (50-36) with Pioneer ペダリングモニター
カセット:CS-7900 (12-23)
ブレーキ:BR-7900
走行データ
開始時刻
|
: |
2017/11/12 10:18:16
|
終了時刻
|
: |
2017/11/12 13:18:42
|
走行時間
|
: |
3:00:14
|
距離
|
: |
105.76 [km]
|
獲得標高
|
: |
1576.4 [m]
|
TSS™
|
: |
221.9
|
IF™
|
: |
0.86
|
インターバル・インテンシティ
|
: |
100 [%]
|
消費エネルギー
|
: |
1804.4 [kJ]
|
平均ケイデンス
|
: |
74.2 [rpm]
|
平均スピード
|
: |
33.8 [km/h]
|
最大心拍数
|
: | |
平均心拍数
|
: | |
最大ペダリング・パワー
|
: |
630.7 [W]
|
平均ペダリング・パワー
|
: |
166.9 [W]
|
最大ペダリング効率
|
: |
73.2 [%]
|
平均ペダリング効率
|
: |
46.7 [%]
|
NP™
|
: |
214.9 [W]
|
平均パワーバランス
|
: |
46.1:53.9 [%]
|
ダンシング率
|
: |
3.2 [%]
|
次回に向けた改善点
- 羽地でアタックできる地脚をつける
- チェーン落とさない
- チェーン落とさない
- チェーン落とさない
大事なことなので3回言いました。