パースは見事に晴れました!
今年の大一番、世界選手権に相応しい天気です。
目標として(達成出来るかわからないが)
・年代別の上位30%以内に入りたい
・怪我せずゴールしたい
というところ。
今回は家族旅行もかねており、2つ目は必達事項。
天気
日本の春先に近い。
半袖だと肌寒い感じだが、レースが始まれば気にならないと思う。
気温 15℃-18℃
風は西北西3m/s
コースの前半はずっと向かい風・後半はずっと追い風と思われる。
リザルト
50-54歳 男子
173位
4:34:45
https://www.tissottiming.com/2023/gfowch/event-1/phase-5/results
レース当日のタイムライン
5:00 起床
7:00 ホテルで朝食
実際にはもう一皿分とってきて食べた。結構お腹いっぱい。
8:40 ホテルを出発
9:00 スタート地点のそばにあるホテルでチームメイトと合流。
9:30 スタート地点へ移動
10:00 M50-54の待機場所へ移動
11:00 レーススタート
15:35 ゴール
補給食
ロングボトル(950ml) ✕ 2本
ノーマルボトル(650ml)✕ 1本
チャレンジャー ✕ 3袋
メイタン 2Run ✕ 2袋
メイタン サイクルチャージカフェインプラス200 ✕ 5袋
マグオン ✕ 2袋
装備
GIRO 指切りグローブ
OUTWET SLP1 CARBON
BioRacer Epicrideワンピースジャージ
Rule28 エアロシューズカバー
AirFit
Wahoo Tickr X
コース
UCI GFWC - Road Race (Gran Fondo) - NEW - A bike ride in Perth, Scotland
距離:159km
獲得標高:1927m
結果考察
スタート前
スタートアップオイルを脚と腕にしっかり塗っておく。
年代別の男子50-54は参加者が多いので、待機場所に入る前から位置取りが始まっている(^^)
待機場所がオープンされると同時に2列目付近に陣取る。Japan ジャージの人たち5人ほど集まっていたかな。
待機場所からスタート地点までは自転車に乗って移動する。
スタートから最初のフィードゾーン1まで(0km〜51.9km)
スタート直後
カザフジャージに金色ヘルメットはあのヴィノクロフ!
50代は趣味にかける余裕があるのか、自分の欲望に正直なのかわからないが、フロントローはトレック スペシャ、ファクターなどの高級車がずらり。
未だにリムブレーキで11速ですがなにか?
スタートしてから比較的広めな幹線を北西に向けて走る。
途中に小刻みなアップダウンはあるがほぼ平坦であり、序盤のため少しでも前に上がりたい人が右や左からわらわらとくる。でも我先にというガツガツした感じではないのが50代の余裕ですかね。
そうしていたら何もないところで前の人と接触した人が落車。
自分から3台ほど前だったので、急ブレーキしつつも右から避けてことなきを得る。
その後も集団は多少伸び縮みするもののほぼ一体のまま。向かい風もあり集団のスピードはあがらず落ち着いてきた。途中ヴィノクロフと真横でしばし並走(^^)
集団前方に移動していたものの、まだ30人ほど前にいる感じだった。
9.6km地点で右折し田舎道に入る。道幅が狭くなるので、前後左右のスペースは少なくなるが周りをちゃんと見ていれば移動できる。
困ったのはガタイのいい外国人が前にいると、身体に隠れて前がほぼ見えないこと。
この区間はあまり位置を変えることなく安全第一でやり過ごす。集団も落ち着いていた。
46km過ぎから一気に下り基調になり、多少集団も縦長になるが、ガタイのいい人についていれば遅れそうになることもない。すぐそばに白いRXジャージの人がいたので誰かと思って顔を見たら高岡さんでした。クラス違うはず。。。トラブルでもあったのかな?
下りきったすぐ先にフィードゾーンがあり、皆さん結構なスピードでパスしていく。
スタートしてからここまで、背中に入れた小さいボトルを約15分おきに取ってきたのでボトルはほぼ空になった。
フィードゾーン1からフィードゾーン2まで(51.9km-94.4km)
フィードゾーン1(51.9km)を過ぎるとしばらくは平坦路。
この先には登りがあることから集団の速度もあまり変わらず淡々と。今のうちに補給も努めてとっておくことに。
前方のポジションにいるためそれなりに頭と体力を使っていたのか、いつもよりも補給のペースが早い気がする。集団のペースもあまり変わらないし。
先頭付近は淡々と上がっていくものの、自分にとって付いていくには少し辛いペースなので少しずつ集団の後ろに下がっていく。そんな時山崎さんが速度を上げて集団前方に上がっていった。
流石です!
その後、自分はペースの合う人達とグルペットでKOMをクリア。この時周りに20人ぐらいいたかな。内訳は英国、アイルランド、ベルギー、イタリアの各国数名ずつと日本3名。
下りは快調に飛ばし、その後小さなアップダウンが連続するものの集団のペースは落ちることなく、フィードゾーン2(94.4km)まできた。
フィードゾーン2からフィードゾーン3(94.4km-137.1km)
フィードゾーン2では補給は受け取りませんけどね。
街中を登っていくので応援が増えてにぎやか。いろんな国名が聞こえるなかにジャパーンもあったな。
サンクス、応援の皆様!
ここまで集団の中で走り続けていたが、じわじわダメージが蓄積されていたようで登りが結構ギリギリになってきた。
どれぐらいギリギリかというとダンシングしようとするとすぐ攣りそうなぐらい。今はシッティングで出力を維持するしかない。
斜度が10%を超えるところもあるが、ダンシングが使えず集団から少し離される。
Japanジャージ2名は集団前方で淡々と走っている。ここで切れたら1人旅なので絶対避けなきゃ。
シッティングでペースを落とさず、着実に前と差を詰めていく。2つ目の登りの頂上らしきところが見えてきた。あそこまでに追いつけばよいので回転を上げて小集団に連結!
この時点で集団と呼べるほど大きくなく周りには10名ちょい。嬉しいのはJapanジャージ3名がここにちゃんと残っていたこと。
あとゴールまで下り基調だ。
これから補給して回復するぞ!
と思って背中のポッケをゴソゴソ探るが補給食が見当たらん・・・
ポッケが4つあるから違うポッケに入ってるかとゴソゴソ順に探るがない。
・・・・気のせいだよね
高速ダウンヒルしている最中にもう一回入れたはずのポッケを探るがやっぱりない。
・・・・orz
仕方ないのでしばらく水で凌ぐが、明らかに脚に力が入らないし頭が少しぼーっとしている感じ。手にも力が入らない。ハンガーノックに間違いない。
すぐ近くにいた同じクラスの松山さんに事情を説明し、貴重な補給食を一つ分けてもらう。
ありがとうございます!
すぐ回復するかわからないが、まだ下りが続くので回復してくれるのを祈る。
途中で右へ曲がり橋を渡り、川沿いを緩やか登るところ(127kmすぎ)でナチュラルに切れる。
さようなら、第2集団の皆様・・・
見事なガス欠
脚の力が入らず回すのすら困難。
しばらくすると同じクラスの人が1人来て、少し自分を待つ素振りを見せた。
この先1人では心細いのだろう。
でも戦力にならないのは自分がよくわかっているので「ハンガーノックなので前は引けないし、次のフィードゾーンで止まって補給食を受けるつもり」とすぐに告げて白旗宣言。
そのまま数キロ一緒に走って、次の街まできたら後ろから第3集団(30人ほど)の集団が来た。当然ついていける力はなく速攻で見送り。
街中の登り区間(私には激坂にしか見えない)ではジャポーン!って応援を受けるもののこたえる力も出ない。
しばらく1人で走っていたらフィードゾーン3が見えた!
フィードゾーン3からゴールまで(137.1km-159km)
フィードゾーン3(137.1km)にある小さなLidreテント前で一時停止し、
「水とジェル3をちょうだい!」
と言い、空ボトルの蓋を開けて渡そうとするが蓋すら開けられない・・・
結局そのまま空ボトルを渡して蓋を開けてもらい、水を入れてもらう。
再びスタートしてすぐに、ジェルを3つ取って水を飲む。回復するまでまだ時間がかかりそう。
しばらく1人で下っていく。
集団内で高速走行なら最高なシチュエーションだろうが、ここは1人切れだからねー
しかも自分のミスだし情けない。
すると後方から第4集団(クラス混走の割合高し)がやって来た。
ジェルも取っていたので少しはついていけるかと集団に入ると見覚えのあるJapanジャージ。
渡辺さんだ!
横に並んで「漸くですね」と声をかけると「こんなに攣ったの初めてですよー」と返事がきた。これが世界選手権というものなのかも。
集団内で少しだけ走るもののやっぱり脚に力入らず、ちょっとした登り部分でちぎれて再び1人旅。
あとはこのまま1人でゴールだなと思い、スクーン宮殿の城壁を眺めつつ走っていたら、スクーン宮殿の入り口で第5集団に捕まる。
安全のために集団には紛れずに1人でゴール。
1人になってからの35kmは、人生で最も過酷な時間だった気がする。
家族もゴール前のへろへろな自分の姿をちゃんと見つけてくれていた。
使用機材
フレーム:Trek Emonda SLR(2018)
ホイール:Bontrager Aeolus 5(Tu)
タイヤ:Continental Competition 25mm
シフト:ST-R8050
フロントディレーラー:FD-R8050
リアディレーラー:RD-R8050
クランク:FC-9000 (50-36) with ペダリングモニター
カセット:CS-R8000 (11-27)
ブレーキ:BR-R8000
走行データ
のちほど