Take Action

50歳からはじめたフルマラソンでサブスリーを目指す。

ツールド沖縄2007(市民130km)レポート 後編

●普久川ダム〜安波〜高江

普久川の山頂付近で市民130kmはやっと1回目の補給がうけれる。
手持ちのボトル2本は空だったので、道路脇にポイして補給を受け取る準備。

補給所近くにて、「ポカリ」と叫ぶと眼の前で「水」のボトルを差し出していた人が
ボトルを私の手の届かないところまで上にあげて、私にボトルを取らせてくれず
自分も上に手を伸ばすけどあと一歩届かない。
親におもちゃを取り上げられて、取り返そうとする子供みたい...


本当は飲み物なら何でもよかったのに、ハッキリ伝えたのがいけなかった。
単に水分が欲しい場合、意思表示は「ドリンク!」「ボトル!」ぐらいのあいまいな表現にしときましょう。
そうしとかないと、大切な補給をいただけない危険性があるかも(^^)

その後、無事補給を受け取り、安波へ気持ちよくダウンヒルすると高江の登りがすぐに始まる。
高江の登りは短いけれど、斜度が急なため私なんかはダンシングせざるを得ない。
で、ダンシングを開始したら、最初のビッグウェーブが両太腿の表側にキター!!!!!!!!!
ダンシング最中だったので、軽いギヤのままダンシングを続行。
攣りがひどくならないギリギリのところで踏ん張った。
幸い、集団のペースが落ちていたこともあり、一時的に集団から離れるが登りきるまでに集団復帰。

高江の登りに入ったとたんに、回りでは
「攣ったぁ〜」「あうううぅぅぅ」「や、やべー」「.....(無言の挙手)」
といった阿鼻叫喚の地獄絵図が(おおげさ)。

確かここの登りでkeiさんに会った気がする。
私が一番つらいときに話掛けられたので、かなり素っ気無い返答で申し訳なかったです。

●高江〜平良〜慶佐次

高江からのアップダウンを無難にこなしていると、市民200kmの集団が後方からやってきた。
そこに市民130kmの連中が数名飛び乗ってる!
この場面で、あらからさまに飛び乗るのはいかんでしょ....

審判車から注意を受け、200km集団から130kmの連中が離れるまでの間
私は随分と130km集団の先頭を引っ張りました。
e-streamのyoshinoriさんにも引いてもらってなんとか逃げてた130kmの連中を吸収。
おかげで脚はスッパイ。

海岸線の平坦区間に入ると、平地のお馬さん達が本領発揮。
脚がスッパイ状態の私にはつき位置でも切れそうになるくらい大変。
実はこのときが一番きつかった。

その後、ちょっとした登りがあり、2度目のビッグウェーブが両太腿の裏側にキター!!!!!!!!!
腹筋を意識して、出来る限り脚に負荷をかけずクルクル回して何とか集団復帰。
マジキレソウ。チョーヤバカッタッス。

●慶佐次〜有銘〜源河

慶佐次の補給所あたりは集団前方でクリア。
なんとなく集団も小さくなってる?
でも、アイアンatsushiくんや、e-streamのyoshinoriさんもすぐそばにいる。
知り合いが近くにいるともう一踏ん張りできそうな感じ。

去年はここで完全に両足が攣って市民200kmのosamuさんに追いつかれたけど、
今年は脚が攣りながらも、それを何とか交わして集団から切れずに走れている。
(既に2回も攣ったので、セカンドウィンドならぬサードウィンドですかね)
いずれにせよ、今年はosamuさんには追いつかれないでゴールできそうだ。

源河の登りに入ると、思った以上に脚が回る。よって、グルグルグルグル回せる限り回して、
時々ダンシングを織り交ぜながら集団からの抜け出しを試みた。

すると隣から苦しそうな息遣いが....お、アイアンatsushiくんではありませんか。
激重チャリでここまでこれるとは、来年が恐ろしいいや楽しみです。
一緒に登ってくれるかなと思ったら、やがてパスされ少しずつ離れていく。
おーい、まってくれ〜

2段目の登りの頂上を過ぎ、3段目の登りに差し掛かるころ市民200kmの大集団(20名ぐらい?)が
我々を130kmの数名を飲み込んくれました。

よって、流れに身を任せつつそのまま源河へ。
ここまでくればもう安心。


●源河〜ゴール:名護

源河の最終関門を過ぎてから平坦なので、集団もスピードが上がる。
集団を見渡すと、あれ?アイアンatsushiが居ない。
自分より先に2段目の登りの頂上クリアしたはずなのに....

その後、ちょっとした丘(植物園だっけ)の部分で脚が一杯になり集団から切れた。
すぐ後ろにいたMaxSpeed97の方に、「がんばって着いて」と励まされつつ尻を押されたが、
私の脚は酸っぱすぎて着けないっす、ソーリー。

丘を抜けると、今度は85kmの小集団が来たのでそこに加わりローテーションする。
残り500mを切った頃、先頭集団ゴールしたであろうakihikoくんが
沿道から声援を送ってくれてるのに気づいた。
あのにこやかな表情は、当然1桁順位だよなぁ!

残り300mを切り、85kmの方々の順位のかかったスプリントに絡まないように
私一人先駆けしてして単独でゴール。
最後は両脚が攣ってまったく腰が上げれずじまい。

いやー疲れた。でも最高に楽しかった!

で頑張った結果はこちら。
来年は愛知のチームGIROより上位に行きたいですな....
http://www.tour-de-okinawa.jp/result/result2007.html#shimin200


●ゴール直後
実は、その頃私のお腹には超ビッグウェーブがきていて、ゴールして真っ先にトイレに駆け込みセーフ。
源河を越えてからは、回りの人が気づかないところで「時間と勝負」してました。


補給食:
500ml×2本(グリコCCD+BCAA+クエン酸)+途中補給500ml×2本(水1、ポカリ1)
パワージェル×7袋(2個のフラスクに3袋ずつ。残り1つ(梅フレーバー)は袋のまま)


●夜の打ち上げ
レース後の打ち上げは、TEAM GIROのメンバー、e-streamのメンバーが終結して遅くまで盛り上がった。
レース中の解説あり、黒のハイソックスの説明あり、京都でのxxxx報告あり、おっといけない。

レースを終えていろんな思いがあると思うけど、間違いなく皆このレースが好きな人ばかり。
打ち上げがいかに盛り上がるかは、参加したことある人なら知ってるはず。

沖縄に出たいなーと思っている人は、来年は一緒に走りましょう!
予算とスケジュールの確保はお早めに。