世界のトレンド調査のために購入。
今シングルギアとDHバーのカスタマイズがホットみたい。
TTバイクのフィッティングには、毎年時間を作って見直しをかけている。
自分がエントリーする佐渡国際トライアスロンのバイクパートは108kmあるので、
3時間近く一定出力を出し続けるにはどうすればよいか、
その出力で少しでもスピードを上げるにはどうすればよいのか、そのアプローチを考える機会でもある。
TTバイクのフィッティングを行う際の優先順位はいつも同じ。
推進力のメインはペダリングなので、
競技時間の間、効率よくペダリングし続けられるか
が意識するべきポイントですね。
目に見えない難敵(空気)が相手なだけに、言うは易し行うは難しデス・・・
1. 快適に乗れるか
言うまでもなく、バイクに乗っている人なら誰しも気にするところ。
フィッティングでも一番重視する。
ロードバイクとTTバイクは姿勢が違うので、体の各部へ負担のかかり方も違ってくる。
30分や1時間程度なら乗っていても全く問題ないが、3時間も乗ると体のあちこちに負担が蓄積されてペダリングに影響がでてくる。特に出力維持し続けていると負担の蓄積も顕著だし。
→首、肩、腕、腰、お尻、ハムストリング、ふくらはぎなど
筋力的に不足している部分は、鍛えることでカバーすればいい。
体にあっていない部分(機材など)なら交換すればいい
(とかいってサドル沼に足を踏み入れたりして)
自分の場合は、腰とお尻に負担が蓄積されて痛みがでてくることが多く、時間とともに痛みで快適に乗れなくなり、ペダリングに影響が出すことが多い。
フィッティングした際には、必ずイベントと同様の時間、似たような負荷をかけ、快適に乗れるかを検証することにしている。
2. 出力を維持しやすいか
出力を維持し続けるためには、効率よくペダリングを続けることが必要不可欠。
しかも、自分が出力維持できるギリギリのところを狙うので、少しでも楽に維持できるための工夫が必要。
30分や1時間程度なら目標とする出力を維持できるポジションであっても、3時間乗ると体の特定部位の負担が蓄積されて、次第に出力が落ちてくるのは(大小はあれど)誰しも同じ。
ずっと出力が落ちないのだとしたら、その人は 永久機関に違いない(^^)
狙った出力を維持し続け、その際の出力の落ち幅を極力少なくするためには、
- ポジションに頭と体を慣れさせる
- 負担が蓄積されにくいペダリングを身につける
- ポジション維持するため、必要な筋力の強化と柔軟性を確保する
ことが重要だと考えている。
フィッティングした後には、まずはそのポジションに慣れるように何度も乗ることから。
その上で、ペダリングの練習をするのだけど、最初は低負荷かつケイデンス低め(70rpmぐらい)から始めるようにしている。
その後、段階的にケイデンスをあげることにより出力を上げていき、狙ったケイデンスで出力を維持できるペダリングを習得するという流れ。
ちなみに、この作業に1ヶ月かけてます。
3. スピードを維持しやすいか
スピードを維持をするには
- 高出力を維持するか
- 空気抵抗をへらすか
のいずれか。
大柄で筋骨隆々な体型の人なら高出力を維持もしやすいかもしれないが、華奢な体型の自分では出力もたががしれている。トレーニングし始めたばかりの若者ならまだしも、年齢的におっさん(アラフィフ)となると、大幅な出力アップはあまり期待できず、加齢による出力低下がおきないよう、現状維持に努める感じ。
となれば、空気抵抗をへらすために
金にものを言わせて機材に投資する。
間違えた。
TTバイクで走る際、出力の90%近くが消費されている空気抵抗に着目し、空気抵抗を減少させる割合が高いものに、限りある資源を投資をしたほうが、断然ROIがいい。
TTバイクで走る際、どこに投資すべきかはこの記事を参考に。
今年、空気抵抗をへらすために手を入れようと考えているのは、
- DHバーのポジション見直し(最新のトレンド)
- ボトル配置の見直し(知っててサボってた。。。)
別途整理しておきたい。
SpecializedのWin Tonnelシリーズの動画
Triathlon Head Positionsは参考になる。
頭の位置の違いがタイムにどう影響するのかがわかりやすい。
IMのプロのバイクは、各社のプロモーションの絶好の機会でもあり最新技術がてんこ盛り。庶民には目の毒です(^^)。
男子トップ15
https://www.slowtwitch.com/Features/Kona_2019_Top_15_Men_Bike_Gear_7546.html
女子トップ15
https://www.slowtwitch.com/Features/Kona_2019_Top_15_Women_Bike_Equipment_7551.html
写真だけでは、なぜそれが採用されているか?あたりが読み解けないので、
最新のアイアンマンのバイク機材やフィッティングについて知りたい人は、下記の本が結構まとまっていてよいかと。
竹谷さんの
トライアスロン エアロボジション3.0
は何をどう考えるべきか頭を整理するのにいい記事ですな。
IMで、ビノクロフとかローランジャラベールが活躍していたとは意外だった。
バイクが速いからね〜
No.76 Triathlon LUMINA 2020年4月号 - 国内唯一のトライアスロン専門誌『Triathlon LUMINA』
ステイホームなときだからこそ、ローラー使ってフィッティングするにはちょうどいい。