Take Action

50歳からはじめたフルマラソンでサブスリーを目指す。

Zwift ブースト(Boost)機能の使い方

最新のZwift UpdateによりBoost Modeが追加された。

といっても、限定された人向けのベータ版(お試し期間)という位置づけ。

 

 

幸いにも使用する権利をいただいたので、試しに使ってみることに。

 ところどころ翻訳が微妙なところを除くと、動作的には本格展開も間近な仕上がりっす。

 

 

 

zwiftinsider.com

 

 

 

 

 

 

 

 

ブーストを使用するための準備

ブーストを使うには、ブーストモードを有効なイベントにエントリーすること。

イベントに参加する際に、ブーストモードの説明がでてくる。

ブーストの使い方はシンプル。

  1. ブーストの種類を選んで
  2. ブーストをチャージして
  3. ブーストを使う

だけ。

 

これまでもパワーアップアイテムを入手し使うことができたものの、

パワーアップアイテムが入手できるタイミングは決まっていて、どのパワーアップアイテムが手に入るかわからなかったが

ブーストはいつでも入手できて、いつでも使える

ことがメリット。

 

ちなみにブーストは、格闘技ゲームに出てくるタメ技に似ていて、

一定時間力を溜めて、溜め終わったらここぞというときに力を放つ感じ。

 

 

 

ソニックブーム

 

 

 

ブーストの種類は3つから選べる。

「装備する」って表現からしてゲーム感満載。

 

3種類は以下の通り。

                         Boost時     チャージ中   イベント中

Efficient(効果的):               + 50W / 90秒間  -50 W       +5kg

Balanced(バランスのよい):+200W / 17秒間     -100 W      +7.5kg

Power Burst(パワーバースト):+500W / 5秒間      -150  W    +10kg

 

当然のことながら「Boost」するためには、自分のパワーをつかった「チャージ」が必要なわけで、チャージ中は自分のパワーがバイクの推進力に全部使われるのではなく一部がチャージに回されるので、バイクが遅くなる。

 

つまり

小分けにチャージして、小出しにBoostするか

一気にチャージして、一気にBoostするか

は、その人の戦略次第。

 

 

ここでは、Balanced(バランスのよい)を選択する。

ちなみに、ブーストは後輪に機材が追加されるので、その分が加算される感じ。

 

 

 

 

 

 

画面の変化として、画面下の方にブーストのバーが表示されていて、バイクの後輪にはブースト用のメカがついている。

こんなe-Bikeあったような気が・・・。

f:id:kensuke_jp:20200507113452p:plain



 

 

 

但し、現時点ではZwift Concept Z1にはブースト装着時のバイクの絵がまだ用意されていなかったみたいで、ブースト装着しているにも関わらず、普段のConcept Z1と見た目に違いはなかった(下記写真に手前のバイク)。

 

 

 

 

 

 

ブーストバーが2つに分かれているのは、2回に分けてチャージでき、2回ブーストできるということ。

左側にチャージボタン、右側にブーストボタン(1回分)

 

 

Zwift Companionのダッシュボードにも

  • チャージボタン
  • ブーストボタン

がちゃんと追加されている。

手元で操作するならCompanionアプリは必須。

 

 

 

 

チャージを行う

左側のチャージボタンf:id:kensuke_jp:20200507152505p:plainを押して、チャージ開始。

 

チャージ中は、画面左上の方にチャージ中であることを示す表示(-100W)がでてくる。

このとき、ペダルは108Wで漕いでいるものの、チャージのため差っ引かれている(-100W)されているので、実質的なバイクの推進力は、108-100= 8W だけ

 

8Wとだとほとんど進まねー

 

 

 

試しに100W以下でペダリンクしているときチャージしてみたら、あっと言う間に進まなくなった。

アバターは微妙にプルプルしているので一応漕いでいるようだ(笑)

 

 

 

 

ゲージ1回分チャージが完了。

この時点で、1回分のブーストが使用可能。

 

 

ゲージ2回分チャージ完了。

これで2回分のブーストが使用可能。

 

 

 

 

ブーストを使う

いよいよブーストを使ってみる。

右側のボタン f:id:kensuke_jp:20200507152354p:plain をポチッとな

 

ブースト中は、画面左上の方にブースト中であることを示す表示(+200W)がでてくる。1回分のブーストを使い切ってしまえば、再度ブーストボタンを押すことで連続してブーストを使用することもできる。

 

 

 上記の例では、

ペダルは148Wで漕いでいて、ブースト(+200W)が効いているので、実質的なバイクへの推進力は、148+200= 348W

とはいえ、Boostのイベント中は体重がずっと +7.5kgで設定されているので、

実質的な体重設定は61+7.5=68 kg。

パワーウエイトレシオは、348W ÷ 68 kg =  5.1 W/kg といったところ。

 

 

ブースト中でも従来のパワーアップアイテムは使用可能なため

上記の例では、ブースト+ドラフティングブースト と

ブーストまみれ

 

 

 

 

どういうときに使うべきか

 

これまでのパワーアップアイテムと違って、いつでも自分の望むタイミングで使えるのはありがたい。

但し、ブースト用の機材(後輪についているあれ)を装備することにより重くなるので、登りメインのコースには向かない。

比較的平坦基調で短い登りが含まれるコースや、最後のスプリント合戦で一発抜け出したいときには使えるかなと。

 

とはいえ、誰にも使えるわけなので、同じタイミングで使われちゃうと全くアドバンテージはない・・・orz。

 

 

チャージするタイミングとして、下り基調のところや、登り終えてグループが若干ペースダウンしたときなどチャージを行えば、チャージ中の影響は少なくチャージができる。

ブーストするタイミングとして、短めの登りやロングスプリントを行うときが有効そう。その際、ブースト単体で使うというより、手持ちパワーアップアイテムと合わせて繰り出すほうが効果的かと。

 

例えば

ロングスプリント:ブースト+エアロブースト

ロングスプリント:ブースト+ドラフトブースト 

登りスプリント:ブースト+ライトウェイト 

 

仮に、ブーストとエアロブーストを組み合わせると 

自力        700W

ブースト    +500W

エアロブースト + 100W〜150Wぐらい(reduces your CdA by 25% for 15 seconds.)

合計      1300W +

 

こんだけ盛れば、スプリントには有効かと。

 

 

 

 

 

 

とはいえ、個人的にはレース系のイベントにはBoostモードを適用してほしくないのが正直なところ。

これまでのパワーアップアイテムだけでも十分ゲーム要素は含まれているし楽しめる。

 

 

もしBoostモードを有効にするとしたら、チーム戦みたいなイベントでポイントレースをおこなうとか、ミートアップでいろんな実力の人達が集まって走る際に、ゴール前で一発逆転を狙って使うとか、ゲーム要素として盛り上げる使い方ならありかもね。