固定ローラーはトレーニング手段として一番ポピュラーだと思います。
私もこれまで固定ローラーを色々使ってきて、現在3代目になりました。
Minoura Hyper Mag(固定)
↓
Tacx Satori(固定)
↓
Elite Turbo Muin(固定)
固定ローラーを選択する際、日本における住宅事情を鑑みると、
・音がうるさくないこと
・振動をあまり生じないこと
を気にする方は非常に多いと思います。
私も、固定ローラーを選ぶ際に一番気にしていたのは「音がうるさくないかどうか」でした。
今は固定ローラーが進化して
ダイレクトドライブ
が登場したことで、使用時の騒音がかなり抑えられるようになったと思います。
(タイヤドライブタイプでも静かなものもあります)
タイヤドライブ:従来からあった、固定されたローラー部分に後輪のタイヤを押し当てて、負荷を作るタイプ。殆どのメーカーがこの手の固定ローラーを出していて、手元で負荷を変えられる仕組みがついいるものも多い気がします。
ダイレクトドライブ:固定ローラー側にスプロケがついていて、そこに自転車をセットするタイプ。タイヤドライブに比べると音も小さめですし、タイヤを使わないことで、ローラー使用時に細かなゴミ(タイヤカス)がでないのも良いです。
これからローラー購入を考えている方には、固定ローラー(ダイレクトドライブ)がお勧めです。
おかげで、ストレスなく固定ローラーでトレーニングが行えるようになりました。
1. 使用時の音がうるさくない
購入する前にかならずチェックしておきたいところです。
ダイレクトドライブも各社種類が増えてきて、仕組みの違いにより音の大きさが異なってきます。音が収録されている動画を参考にしてみてください。
(出展:Cyclowiredさん、DC RAINMAKERさん)
負荷を手動で変更可能・もしくは漕ぐ速度に応じて負荷が上がるタイプ
Elite
エリート TURBO-MUIN 走行音量チェックとiOS機器向けアプリとの連携 - YouTube
エリート VOLANO ダイレクト・トランスミッション形式のローラー台をチェック! - YouTube
Jetbrack
ジェットブラック Whisper Drive ダイレクトドライブトレーナーの音量をチェック! - YouTube
D2R
D2R Shadow 音量&ダンシング機能をチェック! - YouTube
CycleOps
サイクルオプスSDDM 走行音量をチェック! - YouTube
負荷がアプリに連動するタイプ
Elite
Elite Real Turbo Muin B+ - YouTube
Elite Drivo Trainer Noise Testing - YouTube
Tacx
TACX FLUX Smart Trainer OVERVIEW! - YouTube
タックス NeoSmart その作動音量をチェックしてみましょう! - YouTube
Cycleops
Hands-on with new CycleOps Hammer Smart Trainer | DC Rainmaker
Wahoo
The New Wahoo KICKR 2016 Overview: What's new! - YouTube
2. トレーニング時に必要な負荷を確実に掛けられる
私の場合、普段外を走った場合、どんなに頑張っても 1000W 以内で収まっています。
つまり、1000Wの負荷がかかるローラーがあれば十分事足ります。
トレーニングのボリュームゾーンでいうなら、100W 〜 300W ですね。
固定ローラーなら、タイヤドライブもダイレクトドライブでも対応している範囲と思われます。
ただ、タイヤドライブを使っていて不満に思っていたのが、タイヤドライブはローラーを後輪に押し付けるため、ローラー部分を固定するタイプのものだと、使用しているうちに負荷がゆるくなったり後輪がすり減っていました。すり減った分はゴミとなってあたりに散らばります(^^)
ダイレクトドライブでは、そういった不満が解消されました。
Elite製 固定ローラーは出力傾向(Power Curve)の情報が充実してますのでご参考までに。
他社のダイレクトドライブ製品は公開されていなさそう。。。
参考情報:
メーカーの固定ローラー(タイヤドライブ中心)の出力傾向(Power Curve)をまとめたサイトあります。
Power Curves - PowerCurve Sensor
3. そのままZwiftに使用できる
Zwiftとの接続方法にもよりますが、端的にいうと以下の2通りになります。
a. 自分の手持ちのパワーメーターやケイデンスセンサー・スピードセンサーの情報を直接Zwiftに連携するパターン
b. ローラーの機能として、パワー・ケイデンス・スピードなどを算出し、Zwiftへ連携するパターン
a. の場合は、いろいろな選択肢が考えられ、そもそも固定ローラーの種類に依存する話ではないためここでは割愛。
ちなみに私はPioneer のペダリングモニターを使っているので、a. のパターンで、ANT+のUSBキー(いわゆるANT+ ドングル)を別途購入して Zwift接続させてます。
Zwift ANT + Starter Packshop.zwift.com
シマノがついに出したパワーメーター、いくらでデリバリーするのか、非常に気になるところですが・・・これが安ければZwiftとパワーメーターの組み合わせは増えてくるかもしれません!?
b. の場合は、
固定ローラーにパワー計測の仕組みがついてて、Zwiftへ接続可能になっている場合が多いです。
Zwiftではその手の機種をリストアップしてあり、接続方法をまとめてあります。
Eliteの場合は、最新機種にはパワー計測の仕組みが標準装備しているものが多くなっていますが、ちょっと古めのものでも、Misuro B+という後付可能なパワー計測センサー(ANT+ / Bluetooth対応)を出していて、パワーを計算して出してくれます。
これを使えば、Eliteのローラーでもパワー計測が可能になるので(パワーメーターを持っていない人であれば)これならば手が届きやすいと思います。
Misuro B+をつかった場合のデメリットもあって、いわゆる出力傾向(Power Curve)を元にシミュレートされたパワーのため、実際のパワーを正確に測定しているわけではありません。あくまでもパワーの目安とおもってください。
今後も、ダイレクトドライブの機種が増えたら、記事に追記しておこうと思います。