できるだけ客観的な情報に基づいてまとめたものですが、ところどころ推測・思い込みが入っているのはご容赦ください。
実際に入賞した皆様の情報があれば一番参考になるとおもうので、もし入賞した皆様のレポート等あれば教えてください。是非その方に許可をいただいた上でリンクを張らせていただきたいと思います。
●傾向
2006年以降のゴールシーンをまとめてみました。
2006年〜2009年(市民130km)の時は優勝者が独走するパターンが多かったのですが、2010年(市民140km)になってから大浦(羽地ダムへの登り)で最終的な小集団に絞られ、そのままゴールするパターンが続いています。
レース(距離) ゴールシーン 参考情報
2006年(130km) 優勝者は独走 http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=3671
2007年(130km) 優勝者は独走 http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=7013
2008年(130km) 優勝者は独走 http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=9529
2009年(130km) 小集団(6名)でのスプリント http://www.cyclowired.jp/?q=node/22439
2010年(140km) 小集団(5名)でのスプリント http://www.cyclowired.jp/?q=node/47504
2011年(140km) 小集団(16名)でのスプリント http://www.cyclowired.jp/?q=node/73045
●先頭集団に残るための条件
コース情報:
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=f5d9b879be77057eb739f66cbc9c1482
普久川ダムの登り2本目終了後、高江〜平良〜安部〜大浦(羽地ダムの登り口)までは先頭集団の人数はあまり減らないため、普久川ダムの登り2本目終了時に先頭集団に残っている必要があります。
そこに残っている人たちの出力データによると(インターネットによる独自調査)、4.8W/Kgの出力(※)を20分間 ×2本 をこなす脚力が最低限必要と考えられます。
なお、その先頭集団も羽地ダムの登りで最後のふるいにかけられ、登り終えた時点で先頭集団は20名以下になる傾向にあります。
ツールドおきなわは全体を通じて小刻みなアップダウンが多いため、インターバル的な走りも必須です。
※体重60kgの人なら、288W(=60kg×4.8W/kg)を意味します。
●対策
対策1.登り
普久川ダムの登り2本目終了時に先頭集団に残っていないことにはどうしようもありません。
ヒルクライムを意識した練習が一番ですので、固定or3本ローラーで20min×2本 をやるのが効率的と思われます。
その際、出力を意識することが重要なのは言うまでもありません。
対策2.インターバル
ツールドおきなわのコースは、小刻みなアップダウンが多いので道中脚を削がれます。
インターバル的な走りを鍛えるために、小さなアップダウン(標高差50m以内)なら、アウター固定でクリアーする練習をやっておきたいところです。
●対策に必要なもの
先頭集団に残るための条件(前述)をクリアーしているかどうか、客観的に見るためにも出力計が欲しいところ。出力というのはシーズンを通じて変化するものなので、トレーニング効果を見るうえでも継続して測定していきましょう。
お手軽な出力計はPowerTap(※)でしょうね。海外でPowerTapのハブのみ購入し日本の自転車屋で練習用ホイールを組んでもらう人も増えています。
パワーメーターを購入するなら
http://www.wiggle.co.uk/ja/power-training/
レンタルするなら
http://www.bluewych.co.jp/RentNew.html
※PowerTapの購入に関して、ちょっと古い記事ですがご参考まで
http://d.hatena.ne.jp/kensuke_jp/20080503/p1