Take Action

50歳からはじめたフルマラソンでサブスリーを目指す。

サイクリングロードでの事故

多摩川のサイクリングロードでも自転車と歩行者の事故が結構おきているらしい。
これはどこのサイクリングロードでも抱える共通の悩みだろう。
*1



「速度を出し過ぎた自転車が歩行者をよけられずにぶつかるパターンが多く」とあるがこれは自転車と歩行者双方に問題があると思われる。

・自転車は、その人がとっさに止まれない速度だとしたらたとえ時速10kmでも危ない。
逆に30kmだしてても、まわりの状況を見て危険回避することができればまず衝突することはない。


・歩行者がなんの前触れもなく自転車の前に飛び出してきたら、どんなプロでもよけるのは無理。ツールドフランスで犬にぶつかりこけるプロだっているのだから。


単純に自転車のスピードを制限するだけでは、根本的な事故防止にはならない。
河川敷の路上を我が物のように占拠している野球少年やサッカーたちの管理者には責任はないのかしら?



荒川河川敷沿いの自治体で協力して、「荒川パトロール」なるチャリによる自衛団を作ったらいいんじゃないかと思う。
自転車で河川敷を走りつつ、マナーの悪い利用者(歩行者および自転車)を見つけたら注意して回る。
特に事故が起きやすいところだけでも、目立つ格好して重点的にやれば効果はあるだろう。


歩行者・自転車をふくめて、双方の利用者に注意を喚起することが重要。
そのために、注意して回る人(自衛団)がいれば効果的だと思う。


現状では、ロードレーサーで練習するなら、安全面を考えて人通りが少ない早朝もしくは午後遅くからベストでしょうな。
君子危うきに近寄らずの精神です。

*1:自転車 わが物顔 多摩川沿い スピード出し過ぎ 歩行者事故多発
2009年3月12日 14時17分

 東京都が「たまリバー50キロ」と名付け、サイクリングやウオーキングの人気スポットになっている多摩川沿いの道で、自転車絡みの事故が絶えない。速度を出し過ぎた自転車が歩行者をよけられずにぶつかるパターンが多く、高齢者が重傷を負うケースも発生した。事故防止へ向けた道路環境の整備やマナーの徹底が課題になっている。 (北川成史)

 たまリバー50キロは、眺望が良い地点では富士山まで見渡せ、週末は多くの人で混雑する。人気の高まりの一方で事故が問題化。二〇〇七年に三十件、〇八年に三十三件の人身事故の届け出が警察署にあった。発生は大田区や調布、立川、国立、昭島市など広範囲にわたるが、中でも目立つのが府中市だ。

 府中署には両年ともそれぞれ二十三件の人身事故の届け出があった。大半は自転車と歩行者の衝突事故。同市内の区間は約九・四キロと比較的長い上、全域が舗装され自転車が速度を出しやすいことも一因とみられる。

 〇八年四月には、歩行者の女性(77)がスポーツタイプの自転車の男性(20)に追突され、脳振とうで約一カ月の重傷と診断される事故も起きた。

 事故対策として、同市は〇七、〇八年度、計千三百万円をかけ十三カ所の路面に凹凸をつけるなどした。約一〇・七キロの区間を持つ大田区は、道幅を約二メートルから約五メートルに広げ、白線で自転車と歩行者を分ける取り組みを進めている。

 ただ、事故防止のためには、利用者のマナーに頼らざるを得ない面も大きい。

 道の大半が堤防の上を通る府中市の担当者は「幅員を現在の三メートルから広げようとしても、路肩に余裕がない」。大田区の担当者も「堤防で民地が迫っている場合は、拡幅が難しい」と指摘する。

 自治体間の横の連携が少なかったことから今年一月、府中、国立、調布各市の担当者が集まり、事故対策について意見を交わした。

 サイクリングの普及に努める「財団法人日本サイクリング協会」(港区)も自治体と連携し、安全走行を呼び掛けるイベントの開催を検討している。

 <たまリバー50キロ> 東京都大田区から羽村市まで10市区にわたり、多摩川左岸の河川敷や堤防上に続く約53キロの歩行者・自転車用の道路。川沿いの市や区が昭和40年代以降、建設省(現・国土交通省)から土地の占用許可を受け、整備してきた。多くの自治体は「多摩川サイクリングロード」と呼んできたが、都は2008年7月、道の総称を公募で「たまリバー50キロ」と命名した。

東京新聞