Take Action

50歳からはじめたフルマラソンでサブスリーを目指す。

ツールド沖縄2007(市民130km)レポート 前編

来年に向けて、反省材料として今年のレースのことをかいとこ。

●レース前

金曜から現地入りし、金曜、土曜と試走を兼ねて「平坦区間のみ」1時間ほど走った。
国頭宿泊だったので、普久川ダムへの登り口(与那)まで走ったけれどもまったく坂を登る気が起きず。
(登りを試走しなかったおかげで、レース中は普久川ダムまで新鮮な気持ちで登れた)

ちなみに、今回宿泊したホテル(JALプライベートリゾート オクマ)は市民130kmのスタート地点にとても近く、
部屋も食事も満足いく内容で、市民85kmや130kmに出る人には大変おすすめです。
ウィンドサーフィンの全日本学生選手権の選手やツールド沖縄 女子国際の出場選手たちがいて
自転車イベントの宿にありがちな、男ぐるしさがなくよかったです。
自転車イベントにも、もっと女性が参加してほしいー

あと、ホテル滞在中はずっとSKINSのトラベル・リカバリーを着用していて、これは効果があったと思う。
特に練習後の着用は必須です。


日曜はAM5:00に起床し、すぐにホテルの朝食を食べる。
AM7:30からウォームアップを兼ねて近くの平地を走ったけど、なんだかお腹の調子が今ひとつ。
ホテルのトイレで最後の軽量化をしているとへリの音が近づいてきた。
あわててスタート地点に移動してみると、国際200kmの先頭集団が通過している。

いよいよ我々(市民130km)の出番だ!
それにしても、お腹の調子がイマイチ....

●スタート:国頭村道の駅〜与那(平坦区間

国際200kmの集団、市民200kmの先頭集団が通過した後に、
オフィシャルより「スタート2分前!」との号令がかかり、我々の緊張感が高まる。

それからあまりにも長い1分(1分20秒はかかってた)を経て「スタート1分前!」
それからあっという間の30秒(本当は10秒ぐらい)を経て「スタート30秒前!」
と、オフィシャルのジョーク(?)のおかげで緊張感がほぐれた。

スタートしてから与那まで平坦区間であり、朝からビュービュー吹いてる向かい風も手伝って集団はスローペース。
回りをみると、akihikoくん、atsushiくん、etsushiくんがいて、今年は道中楽しめそう。
知り合いが近くにいるのは大変心強いです。

●与那〜普久川ダム(山岳1回目)

平坦区間のペースのまま、普久川ダムへの登りに入る。。
登りの早い人は自然と集団前方へ移動し、いいペースで集団を引っ張ってる。
(当然、エースのakihikoくんも集団前方)

私はというと、登りの中盤から先頭集団のペースについていけなくなり、
少しずつ離され、山頂付近では完全に切れてしまった。
しかし、下りに入れば先頭集団に追いつけるだろうと妙な自信だけはあった。
(去年も普久川ダムからの下りで先頭集団に復帰できたし)。


早くくだらなきゃと、山頂の補給所を過ぎて漕ぎ出そうとすると「ガガガガガガ」とテリブルサウンド。
一瞬なにが起こったかわからず、前に進もうとするとチェーンが何かに引っかかって回せない。

状況を確認すべく自転車を降りて点検すると、リアディレーラーのアウタープレートからチェーンが飛び出してる!
手でチェーンを元々収まっていた部分に押し込んだ。
なんとか走れる状態になったものの、思ったより押し込むのに手間取り先頭集団復帰は絶望的。

とりあえず下るかと漕ぎ出すと、ちょうど程よい集団が後ろから来たので飛び乗った。
この集団の皆様とは、この先慶佐次までご一緒することになる。
(この集団にe-streamのyoshinoriさんがいたのでご挨拶)

●普久川ダム〜奥〜辺戸岬〜与那

集団は、前から降ってくる人たちをを吸収し次第に大きくなってくる。
途中、アイアンatsushiくんがいた小集団も吸収し、後方からは、etsushiくんが集団に合流した。

この時点で、GIROメンバーは先頭集団に1名、第2集団に3名という配置。

奥の登り、辺戸岬付近のアップダウン区間は、集団は一塊のまま淡々とクリア。
その後、与那に向かって海岸線の平坦区間をひた走る。
(追い風も手伝って、平均時速は45km程度で進行)
この間、脚をクルクル回しつつ、横にプルプルしつつ、補給を取ることに専念した。

集団は追い風に近い速度なので、集団の中にいるとチェーンとクランクを回す音だけが聞こえる感じ。
走りながら気持ちいいなーと感じる瞬間。


●与那〜普久川ダム(山岳2回目)

もう、2回目の登りがきちゃったの?というのが正直な感想。
登りの早い人たちが先頭集団で抜けていった分、集団の登りペースはかなりまったりとした感じ。
途中、私が集団の先頭に立つこともあり「俺ってこんなに登りが早かったっけ?」と勘違いするほど。
4分の1ほど登った時点で、etsushiくんがスルスルと集団から抜け出る。

こりゃ逃げだなと思い、すぐ近くにいたe-streamのyoshinoriさんに
「ちょっと集団のペース落としましょう」と相談して、集団先頭にいた私達はペースを遅めた。

少し離れたかなと思ったら、横からアイアンatsushiくんが追い抜いていくではありませんか!
しかも集団を引き連れじわじわペースで。

「これこれ、追わなくていいぞー」といっても、自分のことに精一杯で聞こえてない様子。

幸いだったのは、etsushiくんのペースがそこそこよかったので、徐々に視界から離れていった。
集団はペースで登り続けると、登り終盤で明らかに垂れてるetsushiくん発見。
逃げ切れなかったのは残念だけど、集団は何事もなかったかのようにパスしていく。

沿道の人が、「先頭集団から約5分!」と叫んで教えてくれた。
もうそんなに離れちゃったのかー